8.4万円トクする人も!「50代で今さら…」と嘆く人も“使わなきゃ損!”なすごい制度とは?

老後の生活を考え始めると、「これからどのように資産を準備すればいいのか」と悩む人は少なくありません。

貯蓄だけで準備する方法もありますが、税金の負担を抑えながら将来のお金を準備できる制度にも注目しておきたいところです。

その代表的な制度のひとつがiDeCoです。

83a4f_153_91242fc9_e06e04ce.jpg

iDeCoは個人型確定拠出年金のことで、自分で掛金を拠出し、将来に向けた資産形成を行う仕組みです。運用する商品を自分で選ぶ必要がありますが、税制上のメリットが用意されていることが大きな特徴です。

一方で、「若い人向けの制度では?」「50代から始めてもあまり意味がないのでは?」と考えて、利用を検討しない人もいます。

しかし、こうしたイメージだけで判断するのは少しもったいないかもしれません。

近年の制度変更によって、iDeCoは以前より利用しやすい方向へ見直されています。

特に会社員の場合、勤務先の企業年金制度などによって掛金の条件が異なるため、「自分には関係ない」と思ってしまうケースがあります。

ところが、制度の見直しによって拠出できる範囲が広がれば、これまで利用しにくかった人にとっても選択肢となる可能性があります。

また、以前は加入手続きの際に勤務先から書類を用意してもらう必要があり、手続きのわずらわしさを理由に先送りしていた人もいました。

この点についてもすでに手続きが簡素化されており、以前より始めやすい環境が整っています。

そして、もうひとつ気になるのが年齢です。

50代になると、「今から始めても期間が短いのでは?」と考えがちです。確かに、長期間積み立てる場合と比べれば運用期間は短くなります。

しかし、だからといって50代から始める意味がなくなるわけではありません。

iDeCoの魅力は、単純に運用による収益だけを見る制度ではないことです。

毎月の掛金が所得控除の対象となるため、条件に該当する場合には所得税や住民税の負担を抑えられる可能性があります。

つまり、「将来のお金を準備する」という目的に加えて、「現在の税負担を軽減する」という側面も持っています。

ここが、iDeCoを考えるうえで見逃せないポイントです。

もちろん、すべての人に同じメリットがあるわけではありません。

実際の節税効果は、年間の所得や掛金額、税率、扶養状況などによって変わります。そのため、「iDeCoなら誰でも同じ金額だけ節税できる」と考えるのではなく、自分の場合にどの程度の効果が期待できるのかを確認することが大切です。

たとえば、毎月の掛金が一定額であっても、所得税率などが異なれば税負担への影響も変わります。

さらに、iDeCoでは運用中の資産について税制上の優遇が受けられる点も特徴です。

ただし、運用商品にはそれぞれ値動きがあるため、制度そのものにメリットがあるからといって、必ず資産が増えるとは限りません。商品内容や手数料、受け取り時の条件なども確認したうえで、自分に合った方法を考える必要があります。

では、実際にどのくらいの節税効果が期待できるのでしょうか。

ここが、iDeCoを検討する際に特に確認しておきたい部分です。

たとえば、年間の掛金が増えるほど所得控除の対象となる金額も大きくなるため、一定の条件では年間数万円単位の税負担軽減につながるケースがあります。

条件によっては、年間で8万円を超える節税効果になるケースもあります。

ただし、この金額は誰にでも当てはまるものではありません。年収や税率、掛金、扶養家族の状況などによって結果は大きく変わります。

そのため、50代だからメリットが小さいと最初から決めつけるのではなく、「自分の条件ならどの程度活用できるのか」を確認することが重要です。

また、iDeCoには原則として一定の年齢まで資金を引き出しにくいという特徴もあります。すぐに使う予定のお金ではなく、将来の生活資金として準備することを前提に考える必要があります。

生活費や近い将来に必要になる資金まで無理に拠出するのではなく、家計に余裕を残したうえで掛金を設定することが大切です。

制度を利用する前には、自分の勤務先の企業年金制度や加入条件、掛金の上限、手数料なども確認しておきましょう。

「50代だから今さら」と考えるよりも、残された期間でどのように制度を活用できるかを考えることが、将来の資産形成を見直すきっかけになります。

iDeCoは、単にお金を積み立てるだけではなく、税制上の仕組みを利用しながら将来に備える方法のひとつです。

ただし、制度の条件や税制は変更される可能性があるため、実際に申し込む際は最新の公的情報や金融機関の案内を確認することも忘れないようにしましょう。

年齢だけを理由に選択肢から外してしまう前に、自分の収入や家計、将来の予定を整理して、iDeCoが自分に合った方法なのかを一度確認してみる価値はありそうです。

Advertisement

Advertisement